不登校の理由に関して

子供が不登校になるには理由があります。 お役立ち情報

不登校の理由に関して

 

近年増加傾向にある不登校ですが、その原因はお子さんによって異なります。ただのずる休みと思われがちですが、裏にはしっかりとした原因があるかもしれません。今回は、その原因について解説していきたいと思います。

 

学校生活トラブル

▼トラブルはいじめだけじゃない?

不登校と同様に、社会問題ともされているのが“いじめ”です。いじめが原因で不登校になるお子さんもいるのが実際です。けれども、実際にいじめが原因で不登校になったとされる児童は、全体の0.5~2%ほどとごくわずかです。学校側の判断で、いじめが原因ではないとされているケースも潜んでいるかもしれませんが、それを上回るのが人間関係のトラブルです。これがいじめを上回る8~15%を占めており、友だちとの不仲や教師との相性などが含まれます。

 

 

▼トラブルにどう向き合えばいいのか?

まずは、子どもの思いを汲み取ったり、心に抱えている不安や負担を取り除いたりすることが大切です。学校に行けなくなってきたという事実よりも、その根本にある不安を解消してあげましょう。お子さんとゆっくり話す時間を設けたり、安心できることばかけをしたりしましょう。励ましで切り替えられるお子さんもいますが、そうでない方ももちろんいます。真っ向から不登校に向き合うことも大切ですが、逃げ場所も必要です。少しずつ復学を目指すことができるよう、保健室登校や特別教室への通級などと学校内で安心できる環境を設定したり、転校して新しい環境でスタートしたりといった選択肢もあります。お子さんに自分で選択させる機会を与えるのも良いでしょう。

 

 

非行や遊び

 

▼非行はプレッシャー回避の業?

不登校の原因の9~13%を占めているのが、非行や遊びといった理由によるものです。家庭での問題が影響しているケースもありますが、理由は1つではありません。

 

▼非行に発展する原因とは?

 

・家庭内での居場所がなくなり、外で自分の居場所を探すようになった。

⇒悪い友人と一緒にいることで、そこが自分の居場所だと認識

 

・勉強やスポーツなどの成果への期待にうんざりするようになった。

⇒自分を認めてほしいという気持ちが違う方向へ

 

・友人関係や勉強、将来についての過干渉によるもの

⇒親からの干渉やプレッシャーへの反抗

 

・親は自分に関心がないと思うようになった

⇒親の意識を自分に向けさせるための非行行動

 

 

4つの理由をあげましたが、どれにも共通するのが、”親の理想の子ども”でいることへの反発が多く、反対に自分を見てほしいという気持ちの表れもありました。子どもへの愛情をしっかりと持っていることやお子さん自身を評価してあげることも大切です。しつけについても、愛していることやあなたを思っていっていることを、ことばや行動で示しましょう。

 

 

学業不振

 

▼まじめすぎるのも辛い?完璧主義が欠点となるケースも

学業不振は、不登校の原因のうち8~9%を占めています。思ったように成績が伸びなかったり、勉強が難しくてついていけなかったりし、授業やテストを受けることが辛くなり、不登校になっていまします。成績はうなぎ上りにはならず、停滞する時期も必ずあります。「まだまだ大丈夫」「次頑張ろう」と思える人は良いですが、まじめな故にそんな自分が許せなかったり、完璧を求めたりする人は、頑張り途中でガス欠になってしまうこともあるため、注意が必要です。

 

▼学業不振の対策はやっぱり勉強しかない?

対策は、やはり学力を上げることです。小中高と勉強のレベルや求められることはちがってきますが、各ステージの対策を見ていきましょう。

 

小学生:親が先生役を務めてあげましょう。

子どもの好きな教科から取り組んだり、苦手な課題を行う際にはサクサクとできる得意な課題を行ってから取り組んだりと、モチベーションアップを図りましょう。うまくできない場合は、「なんでわからないの」と責めることはせず、常に肯定的な声がけを心掛けましょう。

 

中学・高校生:わからなくなった部分をピンポイントで勉強しましょう

学習スタイルがすでに出来上がっている中高生では、わかることの幅を横に広げることも重要ですが、わからなくなった部分へと戻ってしっかりと解決することが大切です。一度“わからない”を作ってしまうと、その後に積み重なる部分がくずれてしまいます。必要であれば、補習授業を受けたり、個別指導を行っている熟や家庭教師を利用したりするのもよいでしょう。

 

こればっかりは性格もあるかと思いますが、「ここまではOK」のように、許容できる範囲を設定することや、「終わったことは仕方ない」と次へと切り替えるおおらかな心を持つことも大切です。

 

 

 

甘えたがり・精神未熟

 

▼親と離れることに不安を感じている?

特に小学校低学年のお子さんによく見られるのが、親と離れることに対しての不安が強いために学校を休みたがったり、なかなか通学できなかったりするという状況です。学校に行けば楽しく過ごすことができますが、そこに至るまでに時間がかかります。それを繰り返していくうちに、次第に「行く・行かない」と格闘している時間が長くなり、学校に行けなくなってしまうというケースもあります。

 

▼精神面が未熟?誰にでもあることでは?

家庭生活の中で、お子さんの精神の未熟さを感じることは、誰にでもあることだと思いますが、なかなか精神面の成長を計る“ものさし”がないために、お子さんの未熟さに気づけないこともあります。精神的に幼いと、とても可愛らしい印象を受け愛らしく思います。けれども、ちょっとした一言にひどく傷ついてしまう、失敗が尾を引いてしまう、苦手なことを避けてしまうなどの特徴が見受けられます。また、基本的な生活習慣がしっかりと身についていないがために、生活リズムがバラバラになりやすいという特徴もあります。

 

また、落ち込んでいるように見えても、学校へ行くと楽しそうに過ごしているため親は安心するのですが、またすぐに学校へ行かなくなるということを繰り返します。

 

 

 

家庭環境

▼家庭環境って…親の不仲が原因?

家庭環境の変化がきっかけで不登校になる子どもは、全体の3~5%ほどです。家庭環境というと、親の不仲が思い浮かびます。両親の離婚によるものも原因に含まれています。ただ、子ども自身が親の離婚によりストレスを感じることがありますが、実際は親がそのストレスで生活に余裕がなくなることで、子ども自身も学校や家族との関わりをさけるために不登校になるというケースもあります。

 

▼その他の家庭環境の変化とは?

もちろん、親の不仲や離婚だけが不登校の原因ではありません。親がリストラに合い生活が困窮に陥ったり、祖父母の介護で余裕がなくなったりと、金銭的な問題や介護の問題などと様々な原因が潜んでいます。余裕のない親の姿を見ていると、子どもも遠慮してしまいます。お子さんには、あそびや友だちとのかかわりを楽しんだり、自分のタイミングで勉強したりしてもよいことを伝え、お子さんにかかるストレスを軽減しましょう。ただ、親自身もストレスをためないことも大切です。ストレスを発散する方法を決めたり、つらいときは「辛い」といえる環境を設定しましょう。

 

 

 

発達障害

 

▼発達障害は1つではない?

一言で発達障害といっても、自閉症スペクトラムや学習障害、注意欠陥性多動障害など様々です。また、生活に支障をきたすほどの強いこだわりや音や感覚への過敏さを併せ持つお子さんもいます。また、知的障害を合併しているケースもあるため、先生が一斉に出す指示が理解できないということもあります。

 

▼対応策はあるの?

静かにする場面でもすぐに動いてしまう、見えたものに無意識に向っていってしまうといった注意欠陥多動障害には環境や時間的配慮、学習障害や知的障害のお子さんには、発達段レベルに合わせた課題の提供が必要です。専門機関の医師や臨床心理士、言語聴覚士などに見立ててもらったり、学校に在籍している特別支援コーディネーターと相談したりし、その子に合った学習環境を提供することが必要になってきます。特別支援学級や支援員の配置、通級指導などで個々のレベルに合わせた指導を行うことで、お子さんのストレスも軽減されます

 

 

神経症

 

▼神経症とは?

神経症は、強いストレスからくる心の病気です。強いこだわりや理由もなく不安になること、落ち込んだ気分になったり、人と接することが怖いと感じたりするなどの症状が現れます。これらの症状があるために、日常生活に支障をきたしたり、行動ができなくなったりします。「ストレスに強いから大丈夫」ではなく、誰にでも起こりえる病気です。

 

▼子どもも神経症で不登校になるの?

 

実は、神経症と思われる症状が原因で不登校となっている児童は、約16~26%とかなり多くの割合を占めています。様々な原因に起因する“二次障害”として発生することもあります。ストレスを受けやすい、気分の浮き沈みが激しいなどの特性を持っている際は、専門機関に相談するのもよいでしょう。

 

 

 

お役立ち情報
発達障害診療ならハートライン沖縄クリニック |沖縄県 那覇市

コメント